2017年7月31日、2019年の日本の世界遺産候補が「百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)」(大阪府)に決定しました。
今後は政府がユネスコに9月末までに暫定版の推薦書を提出し、2018年2月に正式な推薦書を提出する流れとなります。
この「百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)」が世界遺産に登録されると、大阪府として初の世界遺産になります。
目次
遺産種別
世界文化遺産
所在地
大阪府 堺市、羽曳野市、藤井寺市
「百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)」とは?
以下の情報は2017年7月末時点の情報となり、今後の登録の中で変更となる可能性があります。
構成資産
百舌鳥古墳群:28基
古市古墳群:32基
合計:60基(平成25年6月の推薦書原案より 学術調査・研究|世界文化遺産登録をめざす 百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん))
主な構成資産は以下の通り。
- 百舌鳥古墳群
- 上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵古墳)
- 大仙陵古墳(仁徳天皇陵古墳)
- 土師(はぜ)ニサンザイ古墳
- 古市古墳群
- 仲姫皇后陵古墳
- 誉田御廟山古墳(応神天皇陵古墳)
- 市ノ山古墳(允恭天皇陵古墳)
- 岡ミサンザイ古墳(仲哀天皇陵古墳)
百舌鳥・古市古墳群のすごいところ
とにかく大きい!
百舌鳥・古市古墳群の構成資産となる古墳は、非常に大きなものが多いです。
その中でも最大の「大仙陵古墳(仁徳天皇陵古墳)」は全長486m(墳丘長)となります。
これは、世界遺産として登録され、巨大な過去の建造物として有名なピラミッドをはるかに超える大きさとなります。
(最大のピラミッドであるクフ王のピラミッドは1辺230mの正方形となります)
他にも同様の規模の古墳が周辺に点在しており、このような巨大な古墳が集中している地域は日本国内でもほかに例を見ません。
ちなみに、来年(2018年)の日本の世界遺産候補は?
ちなみに、2018年の日本の世界遺産候補は
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(熊本県、長崎県)
奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(沖縄県、鹿児島県)
の2候補になります。
今年の1月に推薦書が提出されており、今後世界遺産登録に向けた審査が行われる予定です。