山口の錦帯橋、世界文化遺産登録を目指す

錦帯橋
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読売新聞のニュースによると、山口にある錦帯橋とその周辺城下町の文化的景観とを軸に世界文化遺産登録を目指すことを山口県岩国市の錦帯橋世界文化遺産専門委員会が確認した。

山口の錦帯橋は過去2006年にも世界文化遺産の国内候補として、錦帯橋と周辺一帯を「錦帯橋と岩国の町割まちわり」として提案したが、国内暫定リストへの掲載が見送られた経緯がある。
今回は、、「一地方の武士集団が土木・建築技術の粋を集めて完成させ、継承してきたことは特筆すべき偉業。世界の橋の歴史に独自の位置を占め、顕著な普遍的価値を有する」とし、城下町の文化的景観の中心である錦帯橋を軸に世界文化遺産への登録を目指す。
参考 : 【錦帯橋】岩国市公式ホームページ>未来

岩国市は錦帯橋の世界遺産登録に本気で取り組んでいる?

読売新聞のニュースの最後に気になる一文を発見した。
「一方、市は、文化庁が2015年度に創設する「日本遺産」の認定を目指すと報告した。認定されれば、国内外でのPRイベントなどで補助が受けられる。」
だそうで、ここだけ読むと、市と専門委員会の方向性が違っているようにも見える。

ただ、岩国市ホームページを見ると、錦帯橋の世界遺産登録に向けて、平成18年ごろから継続して取り組んでいるようで、錦帯橋をなんとかしてアピールしたいという気持ちが伝わってくる。

毎年のように日本の世界遺産が増えて、若干世界遺産の安売り感がある気もするけれど、それでも日本の世界遺産が増えるのは嬉しいので、がんばって欲しい。