古都京都の文化財

古都京都の文化財

概要

古都京都の文化財は、京都府京都市、宇治市及び滋賀県大津市に位置する17の構成資産より構成されています。

西暦794年に古代中国「唐」の首都「長安城」に倣って、京都に平安京が建設されました。
その後、19世紀半ばまで首都・皇都として機能する傍ら、文化の中心としても栄え、1000年以上の間、特に宗教建築における日本の木造建築の発展に大きな影響を与え、日本庭園の芸術性にも大きなかかわりがあり、世界中の造園にも影響を与えてきました。

世界文化遺産である「古都京都の文化財」の構成資産である198の建物と12の庭園かならなる17構成資産は、大部分が10世紀から17世紀の間に建造および設計されたとされています。
登録遺産である17の施設のうち、二条城を除く全ての施設が宗教的な建造物です。
世界遺産としての登録範囲は全体で1056ヘクタールに及び、その周囲を3579ヘクタールの緩衝地帯が取り巻いています。

登録基準

(ii) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。

 京都は、8世紀から17世紀にかけての日本における宗教的/非宗教的にかかわらず、あらゆる建築や庭園のデザインの発展の中心でした。それゆえ、特に庭園のデザインにおいては、日本の文化的伝統の発展において大きな影響を与え、19世紀以降の世界の他の地域へも深い影響を与えました。

(iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。

京都の現存する歴史的な建造物とその庭園の調和は、近世における日本文化をこの上なく表現しています。

英語名

Historic Monuments of Ancient Kyoto (Kyoto, Uji and Otsu Cities)

遺産種別

世界文化遺産

世界遺産登録時期

1994年

構成資産

  1. 賀茂別雷神社(上賀茂神社)
  2. 賀茂御祖神社(下鴨神社)
  3. 教王護国寺(東寺)
  4. 清水寺(地主神社を含む)
  5. 延暦寺(広範囲に及ぶ境内地(比叡山)を含む
  6. 醍醐寺(院家(塔頭)寺院の三宝院を含む)
  7. 仁和寺(別称・御室御所)
  8. 平等院
  9. 宇治上神社
  10. 高山寺
  11. 西芳寺(別称・苔寺)
  12. 天龍寺
  13. 鹿苑寺(相国寺塔頭、別称・金閣寺)
  14. 慈照寺(相国寺塔頭、別称・銀閣寺)
  15. 龍安寺
  16. 西本願寺(本願寺)
  17. 二条城

所在地

京都府、滋賀県

観光客数

約5362万人(2017年)

京都市への観光客数(京都市:観光調査

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おすすめ旅行プラン

おすすめ宿泊数(大阪から行く場合)

日帰りから可

おすすめ交通手段(大阪から行く場合)

電車。
(京都市内の道路は渋滞が激しいため、自動車での観光はおすすめできない)

必要な体力

★★★☆☆☆☆☆☆☆
坂道等を歩ける程度の体力があるのが望ましい。

旅行日程例

予算の目安

5000円~(日帰り)

古都京都の文化財周辺の観光地

京都水族館:京都の観光は神社やお寺といった寺社仏閣がメインですが、それ以外の観光スポットとしては京都水族館がおすすめです。派手な水槽はないものの、魅せる展示で楽しめます。