仁和寺の由来
仁和寺には886年(平安時代)に当時の第58代天皇である光孝天皇によって建築が始められました。
光孝天皇は翌887年に崩御されましたが、第59代宇多天皇がその意思を引き継ぎ、888年に完成しました。
完成時は「西山御願寺」と呼ばれていましたが、やがて年号をとって仁和寺と呼ばれるようになりました。
(仁和:885年~889年)
境内の様子
御室御所の由来
宇多天皇は譲位後、出家し、仁和寺内に「御室」(おむろ)と呼ばれる僧坊を建てて住み、「御室御所」と呼ばれるようになりました。
その後も皇室出身者が仁和寺の代々門跡(住職)を務め、平安〜鎌倉期には門跡寺院として最高の格式を保ちました。
応仁の乱による焼失と再建
1467年の応仁の乱により、仁和寺はそのほとんどを兵火で焼失してしまいました。
その後、債券までに約160年の長い期間があきましたが、1634年(江戸時代)に仁和寺第21世 覚深法親王が、当時上洛していた徳川幕府3代将軍家光に仁和寺再興を申し入れ、承諾、1646年に伽藍の再建されました。
仁和寺の伽藍
- 金堂
- 五重塔
- 観音堂
- 中門
- 二王門
- 鐘楼
- 経蔵
- 御影堂中門
- 御影堂
- 御殿
- 九所明神本殿
- 九所明神拝殿
御影堂
五重塔
所在地
住所
京都府京都市右京区御室大内33
アクセス
御室仁和寺バス停からすぐ。
(市バス:10番、26番、59番)
JR花園駅から徒歩15分。
嵐電北野線御室仁和寺駅から徒歩3分。
付近の他の世界遺産
龍安寺
鹿苑寺(相国寺塔頭、別称・金閣寺)
拝観料
※以下は2017年3月時点の情報となります
御室:大人500円
霊宝館:大人500円(拝観期間は春季、秋季のそれぞれ約2か月ずつのみ)
通常時は上記以外は無料で拝観可能ですが、御室桜開花期間は、境内へ入るために
500円(大人)
の伽藍特別入山料が必要となります。